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一般に歴史的なものと見られる社会的必要物質や制度などから一般に普遍的とられやすい倫理・道徳にいたるまですべての社会諸価値は、社会的関係に規定されることによって歴史的に変化するのである。あるものが社会的価値をもつのは、そのもの(客体)およびそれを評価する価値意識が一定の社会的関係のなかで社会的に存在しうることによっているからである。社会的関係が変化すればそこでの事物のあり様も価値意識も変化し、したがって事物の社会的価値も変化する。社会的価値の具体的あり様は旧い社会的関係のもとでとはまったく異なっている。しかしそうでありつつ、社会的価値の旧いあり方と新しいあり方とのあいだに共通性(同一性)が見いだされて同じ種類の事物に同じ評価が加えられるとき、その事物の社会的価値はそれが依存する総体的社会的関係の特殊性をこえているという意味で「普遍的」といわれる。もちろんこの意味で社会的価値が「普通」であるためには、具体的なあり方においては相互に異なる社会的関係それ、身の内に同一性が部分ないし一側面として存在するということが前提である。社会的価値の歴史的普遍性とは抽象的にいえばこういうことである。 亀山純生『人間と価値』158頁
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拝金障害とはジエールで認められる精神障害の一つ。 目次 歴史 症状I型拝金障害 II型拝金障害 治療心理療法 ショック治療 投薬治療 関連項目 歴史 拝金障害は永帝革命後のシンテーアにおいて、ルニアス・ジヴェジルスが定義した。しかし、ルニアスはそれを拝金貴族や拝金主義者を迫害する口実と使った。 ウーナ政権からは、迫害の対象ではなく、治療の対象とされ、正しい治療プログラムが構築されるなど完全に正式な精神病として設定された。 症状 カネが第一、カネがすべてという幻覚・妄想にとらわれ、金銭的欲求が異常である状態。また、その思考により他人に対する態度がぞんざいになるなど、人間関係にも支障をきたす場合がある。 また、拝金障害の患者は、カネを払っているのだから相応のサービスを受けて当然という、人間的善を無視した等価交換の思考にとらわれたり、支払った金額以上の不当なサービスを要求するという症状が発生する。 さらに拝金的思考に陥ることにより、資本の損失に対する異常なまでの恐怖感を覚え、最悪の場合自殺行為を至る場合もある。 I型拝金障害 I型拝金障害は拝金貴族など、莫大な富を抱える人間が発症しやすい。症状としては、金さえ払えば何をしても許されるという妄想、他人に対しての傲慢的思考などがあげられる。この症状を放置すると、さらなる資本の拡大などの拝金行為につながる可能性が高い。 II型拝金障害 II型拝金障害は中産階級や貧困階級の人間が発症しやすい。症状としては、金さえあればすべてが解決するという妄想、異常な金銭的欲求などがあげられ、犯罪行為に手を染める可能性があるため、早急な治療が必要である。 治療 治療法には以下の手段があげられる。 心理療法 反拝金主義思想的、かつ管理主義思想的ドキュメンタリー映画を見たり、主治医から拝金主義社会の恐ろしさと現実、管理主義社会の慈悲深さについての説明を受ける、 ショック治療 株価の大暴落や強制労働などの仮想現実体験を受けた上で、管理主義による救済を体験することで拝金障害を治療する。 投薬治療 抗拝金剤を投与することにより、拝金欲求を抑えることができる。また、投与中はドーパミンが発生し、鬱症状にも一定の効果がある。副作用としては眠気、頭痛、吐き気などがある。 関連項目 ジエールの記事一覧 その他の記事一覧 精神障害一覧 拝金主義
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定義 意識障害とは、自分自身のことや周囲の状況が理解できなかったり、周囲からの刺激に対して意味や目的のある反応を示さなくなっている状態を指す。 意識とは、自分自身のことや自分を取り巻く環境・周囲の状況に気付くこと、その心の状態と定義される。 自分自身のことや周囲の状況などの情報の認識のことを「見当識」という。 原因 意識障害の原因は主に一次性のもの(脳自身に原因があるもの)と二次性のもの(脳以外の何らかの障害が原因となるもの)に分けることができる。二次性のものの原因となるものには、循環障害や代謝障害、感染症や中毒、ヒステリー、低酸素状態など、様々なものが挙げられる。 アセスメント 意識に障害がある可能性がある人に対して、その人の意識が現在どのような状態なのか、どの程度意識が障害されているのかの程度(意識障害の深度)を外観からの観察や刺激を与えることによって測るためのスケールがある。 3-3-9度方式(ジャパンコーマスケール:JCS) グラスゴーコーマスケール(GCS)
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味覚障害/宮城県薬剤師会 味覚障害/利根中央病院 薬物性味覚障害/厚生労働省 味覚障害・食欲不振/ganjoho.jp 味覚障害/健康長寿ネット 味覚障害がある/日本口腔外科学会 味覚障害/タケダ健康サイト
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人格障害?という「病名」は多くの人は胡散臭く感じるだろう。そんなものまで病気にしてどうするのかという気になる。だけど、これはある種の人の特徴を結構うまいこと記述している。政治家なんかほとんど全員が人格障害の一つの診断がつけられるだろう。 といっても、実際には社会的にうまくやっていけてる彼らは何か間違いを起こさない限り「障害」になることはない。つまり、医学的な診断がつけられることはない。人格障害?といえるのはあくまでその特徴が極端になりすぎたケースに限られる。 最近、とても理不尽な人(たち)に2組ほど出会った。一人は大企業に勤め、収入も大きい。もう一人はすでに定年しているが、元学校長で社会的地位は高いといえる。
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涼宮ハルヒが小説を書き始めたは、十一月も終わりに差し掛かった頃。 人々が灼熱に喘いでいた日々を完全に忘れ、冬の厳しさを身を持って思い出し始めた頃だった。 閉塞的な服装でとぼとぼと行き交う人々が世界に溢れ帰り、北高内はといえば、生徒たちは口々に学校指定のコートへの不満を漏らし、先日終わった文化祭での思い出を語り合い これより到来する冬を謳歌するべく、気早に道楽の計画を立て……極めて平穏で、ありふれた日々が流れていた。 ハルヒが小説を書くのだと宣言した時、俺はそれを止めようとはまったく思わなかった。小説を書く。それはハルヒがこれまでに企ててきた催しものと比べれば、遥かに大人しく、平穏な事のように思えたのだ。 少なくとも、ハルヒが一人大人しく執筆に勤しんでいる限り、俺を初めとするsos団の面々が面倒な作業に借り出されることもないだろう。 とは言え、あの涼宮ハルヒのすることである以上、そのうちには俺たちに、何らかの形で火の粉が降りかかる事もあるだろうとは思った。 が、しかし、それを理由にハルヒを止めようとした所で、ハルヒが俺の提言を聞き入れ、胸に咲いた花を散らせてくれるとは思えないし、そもそも、もしその時ハルヒを止めたところで、どうせすぐにまた新しい何かを持ってきて、騒ぎ立てるに決まっているのだ。 だったら、一先ずの実質的な被害は被らずに済みそうだと思えるあたりで妥協しておいたほうがいいじゃないか。 兎に角。俺たちにそれを宣言した翌日、ハルヒは学生鞄の中に、今の流行とは思えない、分厚いノートパソコンを詰め込んで登校してきた。 「こういうのは、慣れたやつじゃないと上手く行かないのよ」 ハルヒはそう言った。これまでの人生の中で俺は、パソコンを使って小説を書こうとした事はない、なので、ハルヒの云うそれが本当なのかどうか分からない。しかし、ハルヒにとっては、それは少なくとも正しいことなのだろう。 放課後の文芸部室で、ハルヒは団長席に腰を掛け、据え置きのパソコンのキーボードを脇に追いやり、そこに持参したノートパソコンを広げた。 ハルヒはそうして小説を書き始めた。これまでで一番平穏な始まりだった。 ◆ 一体どういった経緯で、小説を書くということに、涼宮ハルヒが興味を持ったのか。俺はそれについてハルヒから聞き出そうとする事が無かったし、ハルヒはそれについて、俺に口頭での説明をしようとは思わなかった。 そのことについて、長門はこんなふうに語った。 「涼宮ハルヒはあなたに対して秘匿している何かを持っている。涼宮ハルヒが創作しているものは、それの象徴」 掻い摘んで云うと、ハルヒの書いている小説とやらは、ハルヒが俺に知られたくない何かをテーマにしたもの。だということらしい。 「分からん。だったら初めから、俺たちに宣言なんかしなければいいだろ」 俺は言った。 「ハルヒが小説を書こうが円周率を暗記しようが、俺はそんな事知ったことじゃない。俺に知られたくなければ、初めから俺に知られないように、こっそりとやってたらいいんじゃないのか?」 「そのほうが効率は良い」 長門は頷き、俺の目を見た。 「しかし、涼宮ハルヒは、あなたの前で、小説を書くのだと宣言した。 その理由は、私の情報処理能力では、適切な理由は見つからなかった。 恐らくそれは、有機生命体特有の習性によるもの。 ……感情」 感情。 「私が考えるよりも、あなたが考えた方が、答えが見つかる可能性は高い」 考える頭と感情があるなら、自分で考えろ、コノヤロー。 掻い摘んで云うと、そういうことらしい。 有機生命体の俺は、それについて暫く考えてみた。しかし、俺の情報処理能力を持ってしても、適切な理由は思い当たらなかった。果たして俺は、本当に有機生命体なのだろうか? 「感情があるから、人は小説を書く」 オマケにように、長門はそう言った。 もしも長門が小説を書くとしたら、どんな理由で書くのだろう? ◆ 相変わらず授業の内容は一つも覚えていない。俺が部室を訪れると、俺より遅く教室を出たはずのハルヒが既に到着しており、定位置に腰を据え、例のノートパソコンと激戦のにらめっこを繰り広げていた。白のダウンを着込んだままだった。 「精が出るな」 俺が声をかけると、ハルヒは一瞬だけ俺のほうを見たあとで、再びパソコンの画面に視線を戻し、いかにも不機嫌そうに首を傾けた。 直感的に、ハルヒの精神のベクトルが前を向いていないと悟った俺は、なるべくハルヒを刺激しないように、コートをハンガーラックに掛け、軽い鞄を自分の席の脇に放り出した。室内に朝比奈さんの姿はない。二年は今日、放課後にミーティングがあるのだ。 まさかご機嫌斜めのハルヒ様にお茶を淹れさせるわけにもいかず、俺は自らポットの前に立った。見ると、ハルヒの手元には、ちゃっかりと自分の湯のみが置かれており、玄米茶と思わしき液体が注がれている。一体こいつは、どれだけのスピードでこの部室までやってきたのだろう。 「調子はどうだ?」 そのまま無言で居ることもできず、俺は恐る恐る、ハルヒに訪ねた。ハルヒは画面から視線を外さぬまま返答する。 「最悪よ、早くもスランプだわ」 ハルヒが小説を書き出してから一週間強。そろそろ行き詰ってもいい頃だとは思っていた。 ハルヒはカチューシャを邪魔そうに指で避けながら頭をぼりぼりと掻き、お茶を一息で飲み干した。俺のこの半年間の経験からして、今のハルヒは、一番機嫌の悪いときよりは随分と穏やかな状態を保っているように思えた。 「言葉はね、お茶みたいなものよ」 ハルヒは言った。 「そこらで見つけたもので、これでいいや。と、満足するのは簡単なのよ。でも、それよりもずっといいものがどこかにある、それは確かなの」 「お前は満足したくない」 「そうよ」 ハルヒは少し満足そうに頬を緩ませると、空になった湯のみを、俺の方にすいと押し出した。 涼宮ハルヒはスランプである。俺はそこらに転がっていた紙切れにそうメモし、頭の浅い辺りに仕舞いこんでおいた。 ◆ 世界は虚ろだ。少し気を緩めると、時間がダムの放流か何かのように流れ出してしまう。うとうとと眠りかけてしまい、その間に随分と長い時間が過ぎてしまっていた時の感覚に似ている。俺はそれに抗おうとする。しかし、それは俺の意識などでは太刀打ち出来ないほど、分厚く俺の意識を覆ってしまう。 気がつくと俺は、ハイキング・コースの通学路をとぼとぼと登っているところだった。 「なんだか最近、ボーっとしてる事が多くて」 俺の心を読んだのは朝比奈さんだ。お互いコートを着込んだ姿で、いい加減に塗りかえるべき煤けた校舎に見下ろされながら、彼女は言った。 「涼宮さんの動向が落ち着いてるからでしょうか、気が抜けてしまってるみたいです」 彼女はそういうと、自分の頭を小さなこぶしでコツリと叩き、舌を出し、愛らしく笑って見せた。俺の妹がおどけてするそれによく似ている。そうしていると、朝比奈さんはまるで、小学五年生の少女のようだった。 「今のハルヒは、落ち着いているんですか?」 「はい。少なくとも……あたしたちの組織が観測している限り、大きな変動は確認できてません」 俺は先週の終わりに、部室で頭を掻き毟っていたハルヒを思い出した。つまりあのあと、アイツははじめてのスランプとやらから無事抜け出す事が出来たのだろうか? 「今のところ、涼宮さんが小説を書き始めたのは、彼女にとって凄くいい事……であるように思えます」 「そのうち、何かに借り出されるかもしれませんよ。気をつけてないと」 俺はハルヒが、パソコンの画面から視線を上げ、唐突に傍らの朝比奈さんを捕まえ、なにやら無理難題を喚きたてる様を思い浮かべてみた。 さしづめインスピレーションを求めての臨時不思議探索といった所か。その場合、せめて校内のみに留まってくれれば、俺としてはありがたい。寒空の下に出て行くのはごめんだ。 朝比奈さんと別れ、教室に辿りつく。いつもの席のいつもの場所に、涼宮ハルヒの姿は無かった。HRが始まっても、一間目の授業が始まっても、ハルヒは現れなかった。まるでハルヒなど初めから存在していなかったとでも云うかのように。 ◆ 授業はいつの間にか終わっている。校内に昼休みを告げるチャイムが鳴り響いた直後だ。眠ってしまっていたわけでもない。ただ、まるでタマシイが一人で旅に出てしまっていたかのように、俺の頭の中に空白が存在している。 「寝坊したのよ」 昼休みの文芸部室に、朝から見かけなかったハルヒの姿があった。 ハルヒは弁当の中身を、律儀に箸で摘んで口の中へ移動させながら、昨日から引き続き心持ちのよくなさそうな声色で吐き捨てた。 「夢の中にね、小説の事が出てきたの。どうしてもうまい表現が見つからない部分を、何度も何度も書き直す夢。何度書き直しても終わらないのよ。そして、何か相応しい言葉が見つかるまで、あたしは目を覚ませないの」 「それで、見つかったのか」 「多分ね。」 どんなんだったかは、覚えてないわ。ハルヒはそう言って、又つまらなそうな顔をした。 ◆ 気がつくと時間が経っている感覚にも、だんだん慣れてきた。慣れてしまえば、時間が早く過ぎると言うのは悪くないものだった退屈な時間をごっそりと省く事が出来る。 時々考える。俺の脳が記憶していない過ぎてしまった時間というものは、果たして本当に存在していたのだろうか。などと。 「変わったこと、か。別に何もないけどな」 俺は電話口の古泉の問いかけに対して、大して考えもせずに返答した。時刻は午後十時二十分。まだ浅い時間だと云うのに、俺は不思議な眠気を感じていた。 「そうですか。でしたらよろしいのですが」 「何か問題でもあるのか? ……ハルヒの動向について、とか」 「いえ、何もありません。むしろ、このところはとても落ち着いていますよ」 朝比奈さんが言っていたのと同じ事を、古泉は言った。 「ただね。それが奇妙なんです。これまでにも、閉鎖空間の発生件数が落ち着き 変わった動向も見受けられず、平和な期間と云うものはありました。 しかし、そういった場合、決まって涼宮さんの機嫌はこの上なく良好だったのです。 しかしこのところ、涼宮さんの機嫌は……悪くはありませんが、そう良好とも思えませんよね?」 「そうだな」 「それが少し奇妙で……気になったんです。普通に考えれば 外からの要因でなく、自己の内部でわだかまりが発生している場合 それを発散させる宛てもなく……つまり、一番閉鎖空間が発生しそうなケースなんですよ。今回のようなケースが」 俺は古泉の話したことについて、色々な考えをめぐらせて見る。 「つまり、ハルヒはアレで意外と機嫌がいいのか?」 「単純に考えると、そうなのかもしれません。ですが……そう思って彼女に話しかけてみたところ、どうも機嫌が良いとは思えない返答をされてしまいまして」 電話の向こうで、古泉がすこし寂しそうに笑っている様子が、俺の頭に浮かび上がってくる。 「それと、個人的な事なのですが……このところ、何と言いますか。意識が不明瞭なのです」 「何だって?」 古泉は言った。 「何と申し上げたら良いのでしょうかね。妙にぼんやりとしているといいますか…… ただ注意力が散漫になるというのでもなく、気がついたら、随分と長い時間を 過ごして居る事があるんです。授業中とか、登校中だとか、そういう場合に」 「ボケたんじゃないのか。閉鎖空間の行き過ぎだ」 「ははは。だとしたら、責任の二割ほどはあなたにありますね」 古泉の軽口に何かを言い返そうとした直後、電話は切れてしまった。 プツリ。そんな音が聞こえたような気がする。 ◆ 夢を見る暇もないくらいに、深く、純度の高い眠りだった。いつの間にか眠ってしまっていた俺は、同じく、いつの間にか目覚めていた。 雑な朝食と、冷えた朝一番の空気を乗り越え、登校路を歩いている途中で、ハルヒの後姿を見つけた。朝食代わりのつもりなのか、片手にナッティ・チョコレート・バーをぶら下げ、それを齧りながら登校していた。 「昨日は早く寝たの。驚いたわ、早起きになっても良いって思ってたのに、きっちり目覚ましの時間まで寝ちゃったわ」 「またスランプの夢を見たのか?」 「昨日は何も見なかったわ。ただずーっと眠ってただけ。」 ハルヒはチョコレートをもぞもぞと噛みながら、むやみやたらに疲弊した顔をこちらに向けた。 「でも、スランプは抜けたのよ」 「そりゃあ良かったな」 「良かったわ。早寝して、朝起きたら、いきなり思いついたの。大急ぎでパソコンを開いて、その部分だけ書き上げてきたわ」 「だから、朝飯も食えなかったのか」 俺がそう茶々を入れると、ハルヒはきっと強張らせた視線で、俺の顔面を射抜いた。 「一回ぐらい朝ごはんの手を抜くだけで、スランプが乗り越えられるなら、安いもんよ。それに、糖分は大事なのよ。小説を書いてると、すごく頭を使うんだから。コレは栄養的に優れた補給食なの」 ダイエットに勤しむ同年代の女性達に聞かせたら、火でもつけられそうな言い分だった。 「早く続きが書きたいな」 独り言のように呟くと、ハルヒはダウンのチャックを胸の辺りまで降ろし、首をポキポキと鳴らした。風が吹く。冬の朝である。 ◆ 「古泉一樹が感じているもの。朝比奈みくるが感じているもの。あなたが感じているもの。そして、私が感じているもの。それらはすべて同一の必然」 放課後、部室以外の場所に存在してる長門。そんなレアモンスターと俺は、いつだか古泉と話をした中庭で、そのいつだかと同じように、丸いテーブルを挟んで向かい合って座っていた。 「しかし、我々の意識に発生している現象が、一体どのようなものなのか。何が要因となって発生しているものなのか。すべては不明。情報統合思念体の情報処理能力では、適切な説明が出来ないもの」 「それはやっぱり、ハルヒが原因なのか」 「そう。と、言い切れるだけの材料はない。しかし、そうとしか考えられない。しかし、観測はできていない」 何から何までが分からない。多分ハルヒの所為。そんなところだろうか。 具体的な被害は、どう言ったら良いんだ? 「……ランダムで発生する、突発的な意識の消失。しかし、意識自体には何の以上もない。我々の肉体は、我々が意識を失って居る間も、問題なく動作を続けている」 「話だけ聴くと、二重人格みたいだな」 「症状としては、有機生命体の陥る解離性同一性障害の軽度の症状と似通っている。しかし、本質的には異なるはず」 要するに何も分からないのだ。分かったのは、やっぱりハルヒは、只で転んではくれないのだと云うことぐらいだ。 「対処法は、現段階では適切なものが提示出来ない。大きな実害は発生していないから、このまま暫く様子を見るほかない。……あなたは、問題ない?」 「ああ、大丈夫だよ」 「……そう」 長門は最後に一言だけ言い残すと、コーヒーの紙コップをテーブルの上に残したまま、ゆらりと立ち上がり、そのまま校舎へと消えて行ってしまった。 後に残された俺は、二人分の紙コップをゴミ箱へと放り捨てた。 ◆ 「強引にお連れしてすみません。タイミングが重要だったものでして」 いま 俺はいつだかのようなタクシーの車内で、意味の分からない古泉の言葉を聴いていた。辺りは薄暗い。 「午後九時です。お食事中のところを呼び出させていただきました。覚えていらっしゃいますか?」 「さっきのことだろ」 「そう、さっきの事です」 古泉は言った。 「先に申し上げておきますが、今日は別に、貴方をどこかへ連れて行く気はありません。ただ、外は寒いですから。お話をするなら、いっそ車の中のほうがよろしいかと思いまして」 「喫茶店でもどこでもよかったんじゃないのか」 「次回からはそちらをチョイスいたしますよ。ですが、今回は本当に、できるだけ早く本題に入りたかったので」 「なら、こんな無意味な問答をしてる場合じゃないだろ。……そもそも、お前が何故そんなに急いでるのか、俺には見当がつかんのだが」 「何と言いますか。早くしないと、またお互い、ぼんやりとしてしまうではないですか」 穏やかな声色を保ったままで、古泉は言った。 「……実のところ、僕はどうしても気になっていたんです。 これまで経験したことのない奇妙な意識の欠落。 僕はそれが、どうしても、涼宮さんに由来する何かであるような気がしたんです。 調べてみたんですよ。僕と涼宮さんの生活を照らし合わせて 僕が件の『ぼんやり』を感じている時、涼宮さんがどうしているかを」 俺に何か相槌を求めて居るのだろうか。特に相応しい相槌が思いつかなかったので、俺はそのまま黙り、古泉が話すのを待った。 「それで、分かったんです。……僕らが意識を失って居る間、涼宮さんの意識は、僕らではない、他の何かに向けられているんです」 「……もう少し分かりやすく話せ」 「失礼。そうですね……逆に。涼宮さんが僕らの事を考えて居るあいだ、僕らは自分の意識を保っていられている。とでも言しょうか」 古泉は話した。 「僕らが意識を失っている……この表現もおかしなものですが。 その期間の涼宮さんの行動をチェックしてみたんですが 主に登校中、或いは授業中。そして、睡眠中。 大体の場合が、この三つのケースのうちのいずれかに当てはまりました。 逆に、僕らが現在のように、明確に意識を保っていると言えるとき。 涼宮さんは、文芸部室に居て、僕らと会話をしている。そして、或いは……小説を書いたり、小説についての事を考えていたりする。」 どうも古泉は大マジメらしい。 なんだ? ハルヒ、思う。故に、我有り。コギト・エルゴ・スム。とでも言いたいのか? 「冗談のように思っていらっしゃいますか? ですが、これは結構マジですよ」 やがて、タクシーは止まった。俺たちの街から電車で五駅ほど移動した街にある、中くらいの規模の自然公園の門の前だった。 当たり前のように古泉が降り、俺も其れに続く。冷たい空気が、パジャマの上にコートを羽織っただけの体を甚振る。 「彼女の書いている小説が一体どんなものなのか…… 僕にはわかりませんが、それは恐らく、我々……と、言っておきましょうか。 我々にまつわる何か、なのだと思われます。 そうすれば、線引きは容易くなります。 即ち。彼女が我々を意識している間、我々は明確に意識を保っていられている。 分かっていただけますか?」 分かりたくないな。 一体何故そんな事になった? 「さあ……それは僕にも見当がつきません。 ……そうですね、或いは。いつからか、我々は 涼宮さんの創り出した世界に入り込んでしまっているのかもしれませんね」 「あいつが小説を書き出してからか」 「恐らくそう思われます。が、本当はもっと早くからだったのかもしれません。 ……彼女が小説を書き始めた理由はわかりませんが 考えようによっては、小説を書くことと、閉鎖空間を作り出す事は 似ていると思いませんか?」 「……似てる、かもな」 俺はハルヒが、自分の想像した理想や、自分の感じた世界への不満や……兎に角いろいろな事を、文章にしてノートパソコンにぶつけている様を想像してみた。 なるほど。それは閉鎖空間と同じメカニズムだ。完全に自分の思うとおりになる世界での、ストレスの発散。 きっとハルヒの書いた小説には、主人公が居る。その主人公は、閉鎖空間における、あの青の巨人に当たる役割を果たすのだ。 「彼女がこれまで作り出してきた閉鎖空間とは違う 彼女が自ら意識して作り出すものです。 ……多分、そこに力が作用してしまっているんでしょう。 僕らは今、彼女の小説の中に居るのですよ。そう考えると、なかなか素敵な事だと思いませんか?」 「迷惑な事だ」 「そうですか? 悪くないと思いますよ。 意識が飛ぶといっても、本当に眠り込んでしまうわけではありませんし。 僕の仮説が正しければ、涼宮さんの小説が完成したとき この奇妙な現象は収束するはずです。 そして……小説は、閉鎖空間とは違い、後に残ります。 彼女が自分の中に生まれたわだかまりを 自分の力で乗り越えた、その証です。 ……素敵だと思いますよ、僕は。本当に」 「……そうかもな」 俺は白い息を漏らしながら、空を見上げた。猥雑とした街の空にしては、今日は星がよく出ている。ここが、ハルヒの小説の中? ……不思議なことじゃないな。俺はハルヒの創り出した世界の中にさえ行った事があるのだ。小説よりも実体のない、どこか宇宙の端っこに生まれてしまった、適当な世界だ。 「何を書いているんでしょうねえ」 隣を見ると、古泉が随分と楽しそうな様子で、俺と同じように夜空を見上げていた。 俺は目を閉じて、ハルヒがキーボードを叩く音が聞こえないかと、耳を済ませてみた。しかし、遠い街の車の音と風の音以外、何も聞こえはしなかった。 ◆ ハルヒ、思う。 故に、我有り。 ◆ 「家に帰る道がね。すごく嫌いだったの、昔」 夕焼けを背中に浴びながら、ハルヒは言った。 「丁度今くらいの時間。学校が終わって、みんなで目一杯遊んで…… 夕焼けの放送を聴いて、みんなで分かれて、家に帰るとき。 どんなにそれまで楽しく遊んでいても、その瞬間、現実に戻るの。 それは抗いようのないことなのよ。楽しい時間を過ごして居る間は そんな事は忘れちゃう。でも、そのときは必ずやってくる ……それがすごくいやだった」 振り返るハルヒの顔は、以前のようにハツラツとはしていないものの、ここ最近のやつれきった様子と比べれば、随分と健康的だ。 「中学に上がって、友達と馬鹿騒ぎもしなくなって…… そしたら、それが世界の全てだと思えば、それで楽だった。 もう二度と、あんなぽっかりとした気持ちにならなくて済むと思ったの。 でも……いつからか、また楽しい事を知りたくなった。 寂しくなるのは分かってるのに、馬鹿よね。 でも、私が楽しいと思う事を目一杯楽しむことは 私の行っていた中学校じゃ難しかった。……話したわよね」 「ああ」 「中学校の三年間は、そんな感じのまま過ぎて…… 高校に入学して、SOS団のみんなと会った。キョン、あんたが最初だったわね。 ……楽しかったわ。野球大会も、夏の旅行も、すごく楽しかった。 でも、やっぱりやってきたのよ。例の、どん底みたいな寂しい時間が。 ああ、やっぱりなって思ったのよ。 ……でも、もうあたしは、それを寂しいと思うだけの子どもじゃないの。 立ち向かおうとしたのよ。悲しみなんてどっかに押し寄せるくらい… 今以上に楽しい事を探そうとした。 ……それで、書いてみたの。……小説をね」 冷たい風が吹く。 「でも、本末転倒よね。小説を書いてばっかりで、みんなと遊ぶのもおざなりになっちゃってたし。キョン、構ってあげなくて寂しかったでしょ?」 「ぬかせ」 「何よそれ。正直に言いなさいよ、あたしが遊んであげなくて寂しかったでしょ? ふふん、あんたも書いてみれば? 小説」 背中に夕陽を浴びるハルヒを、細めた目で見る。その上機嫌な表情を見る限り、小説療法とはなかなか効果が期待できるもののようだ。 「で、どんなのができたんだ?」 「それはヒミツよ。あとちょっとの辛抱でしょ、家までガマンしなさい」 「学校に持ってくりゃ良かったじゃないか」 「いやよ! 誰かに盗み見られたらこまるでしょ」 誰もそんな物を見やしないだろう。 「……そうそう、その話で思い出したわ。一つだけね。思ったんだけど」 ハルヒが口を開く。 「あたしね、結婚。って、どういう事だか分からなかった。 っていうか、人を好きになる、惚れた腫れたも、いまいち分からなかったわ。 例えば好きな人とデートしたって、結局帰らなきゃいけないときが来るんだし。 そもそも人を好きになる事が分からないのに 結婚ってのは一体何なのよ? って思ってたの ……でも、違うのよね。考えて見たら。 楽しい時間の後の、家に帰るその時間さえ、一緒にいちゃえるようにする。……そのために、人は結婚するんでしょ?」 「……俺に聞かれても困るな」 「あんた、ロマンが無いからね」 ハルヒが笑う。知らぬ間に、随分と少女趣味になったようだ。 「そろそろよ」 本格的に夜の帳が折り始めた頃、ハルヒは俺の傍から駆け出し、進行方向から右に逸れる横道の前で俺を振り返った。 「早くしなさい、キョン! ありがたく思いなさいよ、あたしの部屋に上がるのは、SOS団で一番乗りなんだから!」 「ああ、はいはい」 子どものようなハルヒの振る舞いに苦笑しながら、俺は小走りで、ハルヒの元へと駆け寄った。白い息が揺れ、赤い色に反射する。 「いい? 笑わないで読むのよ? 笑ったら、死刑だから」 ハルヒは追いついた俺を更に引き離すべく、閑静な住宅地の奥へと駆けていった。白のファーが揺れる。遠くで鳥が鳴く声が聞こえた気がした。 おわり
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10点満点 8/10(9/2) 厳粛な場所で「バカヤロー」と叫んでしまわないか,という思考が繰り返し現れていること,さらにそのことを気にしている (そのような思考が不合理な思考であるとある程度感じている)ことを考えると,明らかに強迫性障害 (2020-09-02 10 39 50) 保続は思考過程の障害であり, 会話内容が変わっているにもかかわらず 同じ観念が繰り返し現れる現象である. 主に痴呆症などの脳疾患 (2020-09-02 10 40 49) 学習障害以外には,会話および言語,運動機能,広汎性発達障害等が含まれる. (2020-09-02 10 41 22) コメント
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最初に言っておく、これは最新の情報ではない可能性がある。自分で調べるか、スレ内でそれとなく話題を誘導せよ。 障害「年金」だよ。国民年金を納めなきゃ貰えないよ。理由が傷病でも同じだよ。 まず一番大事な事は 年金は未納なく納めよう 自民党政権になると各種セーフティーネットの受給資格が厳しくなります それをしてなきゃ貰えるもんも貰えませんあなた超能力者ですか 納めるなりなんなりしたらこれを読んでください↓ 障害年金はほとんどの奴が受かると精神科に言われても3級で終わる事が多い 。診察代や申請料だけいただこうと医者が思ってるんだね。 実際お金がもらえるのは2級からで3級は単独では何のメリットもない。 事前準備-数字だけ覚えておく (1)身体疾患と精神疾患 傷病には、身体疾患と精神疾患がありますが、身体疾患のほうは外見的に所見が明らかであるため、いくら本人が2級が欲しいと言っても、3級程度に落とされてしまうことがあります。対して精神疾患のほうは病状判定が主として患者の主訴によって決まり、病名認定も曖昧な部分が多いため、本人の意思と医者の裁量によって、3級から2級に昇格することもあり得るのです。 会社での度重なるストレスで鬱病になる人は増加の一途をたどっていますが、病気を隠して無理して働いたあげくに、自殺してしまう人も多いです。体と心が悲鳴を上げているのに気づいたら、迷わず精神科や心療内科を訪ねて、障害年金ゲットの扉を開いてください。 (2)精神病と神経症 もともと、この2つの区別は曖昧なもので、時折電車の中で見かける奇矯な言動をする人が精神病ではなく神経症であることもあります。しかし、障害年金裁定請求では、精神病と神経症とは明確に区別されています。すなわち精神病には年金が支給されますが、神経症はどんなに重症でも年金は支給されません。従って、何としても初診時に「うつ病」という診断名をもらっておく必要があります。 精神科医の多くは、患者の社会的地位を考えて、最初から重い病名はつけない傾向がありますので、単に「憂鬱」「眠れない」などの単純な主症状だけではなく、「死にたい」「消えてしまいたい」「朝早く目が覚めて眠れない」「体が重く集中力が無い」など、うつ病の典型的な症状を告げておく必要があります。 (3)障害年金裁定請求に至るまで 初診日から1年半経過した時点で、病気が治癒してもしなくても、障害の状態が固定した時点で裁定請求の手続きに入ります。ただ、障害年金認定の要件には病歴が考慮されますので、病歴が長いほど2級の裁定が降りやすくなります。年金支給は6年前まで遡及して支給できますので、もしその間食べていけるなら、6年間じっと我慢の子を続けた方が有利になります。もちろん病院には通院を続けます。 (4)裁定請求までにやっておくこと (ア)よい医者を見つけること これが最も大事なことです。医者によっては「この患者さんはかわいそうだから障害年金を取らせてあげよう」という同情的な人もいれば、「障害年金なんてお呼びじゃない」と考える医者もいます。同情的な医者を見つけるまでに転院を続けても差し支えありません。 (イ)障害者手帳を取得しておくこと 地方自治体が認定発行している障害者手帳は、障害者年金と同じく1級から3級まであります。実際に障害年金を認定する場合は、障害者手帳の等級とリンクすると言われております。すなわち障害者手帳の等級が3級だった場合、障害年金も3級になる可能性が高いということです。なので、もし手帳の等級が3級だった場合、事後重症という形で2級に格上げしておくことが必要です。 (ウ)年金掛け金未納分がないかどうか確認しておくこと 転退職を繰り返している人は、未納期間が無いかどうかチェックしておいてください。近くの社会保険事務所へ行けば照会してくれます。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 うつ病の障害年金2級の受給のラインを調べました うつ病で障害年金の1級 / 2級 / 3級 / 不適合 の基準は何なのでしょう? 《1級》 身体の機能の障害又は、長期にわたる安静を必要とする病状が日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のものをいいます。この程度とは、他人の介助を受けなければほとんど自分の用を弁ずることができない程度のものです。 《2級》 長期にわたる安静を必要とする病状が、日常生活が著しい制限を受けるか又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のものをいいます。この程度とは、必ずしも他人の助けを借りる必要はないが、日常生活は極めて困難で、労働により収入を得ることができない程度のものです 《3級》 労働が著しい制限を受けるか、又は労働に著しい制限を加えることを必要とする程度のものをいいます。「傷病が治らないもの」にあっては、労働が制限を受けるかまたは労働に制限を加えることを必要とする程度のものとする。 医師の診断書のある部分が基準になっているようです。 《診断書(うつ病と診断された初診日から1年半後と現在)》 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 特に○で囲まれた、「日常生活の能力判定」と「日常生活能力の程度」診断書の中でここが大きく判定されている。 うつ病で障害年金2級を受給するには、「日常生活能力の程度」判定として、 真ん中よりは上が条件になってきてます。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 1.適切な食事摂取 2.・身辺の清潔保持 3.金銭管理と買い物 4.適切な睡眠 5.他人との意思伝達 6.身辺の安全保持及び危機対応 7.精神的状況 a) 自発的に出来る b) 自発的に出来るが援助が必要になる c) 自発的に出来ないが、援助があれば出来る d) 出来ない は?こんなのどうやって判断すんだよ? この7つの分類をはたして普段の受診時に医師は患者から正確に把握して障害年金の診断書に記入できるでしょうか? 医師は、7項目中、正確に3つCをくれるでしょうか? 困った医師の判断基準は過去のカルテです。問診なしで記入する医師も存在します。適当すぎんだろ・・・ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 障害年金は過去5年間、遡って受給されます。そして認定後2年間は保障されるので、最長で7年間分を獲得できることになります。 つまり最高で、障害年金を ¥9,704,100 獲得できる可能性があります。 うつ病の初診時に、厚生年金に加入していれば、上記のように「障害基礎年金」と「障害厚生年金」を1級と2級の場合は両方受給できます。 もし3級で認定されてしまうと、うつ病と診断された初診時に厚生年金に加入していなかった人は受給が0円になってしまいます。 また3級で認定されても厚生年金は出ても、障害基礎年金は受給できません。 5年以上経過しているものは失効なので、¥4,100,000が50日後に一括で振り込まれます。もちろん非課税です。 その後、年間¥792,100の受給がされます。振込みは2ヶ月に1度で、¥134,000です。 障害等級が2級のままなら、今後老齢年金を受給するまで、年間¥792,100が受給されます。 次回の診断書提出が2年後なので、最低今後2年間は受給されることになります。 つまり合計7年間分の受給です しかし!! imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 不服申し立は、覆りにくい! 審査官は都道府県の社会保険事務局に最低2名はいますが、制度自体は「独任制」といって、それぞれが事件を一人で審理、決定しており、しかも審査官自身はまだ席が行政側にあるため、まず公正な審理は期待できないのが実状であり、専門家(ごく少数の社会保険労務士)以外の者が審査請求で原処分をひっくり返すのは難しいといえます。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 社会保険労務士への依頼は高額で、しかも他人事 うつ病の障害年金で社会保険労務士事務所での申請代行がよくあります。大抵の場合は、着手金1万円と成功報酬が障害年金の2~3ヶ月分です。2級を受給できた場合の代金は、約15万円ということになります。 それでも受給できれば、まだよいですが、1回目の申請で通らなく更に「裁定」の申請に追加金が加算されるケースもあります。 他人事なので、受給されようがされまいが、数打てば当たるの考えの所もあります。 実際掛かりつけの医師と相談してくれるのでしょうか?どこまで本気で1人1人と向き合ってくれるのでしょうか? imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 精神障害者の無年金問題 重度の障害を負った場合、その等級に応じた「障害年金」を受けることが出来ます。 しかし、これを受けることが出来ない障害者たちが12万人もいると言われています。 1.カルテがなくて初診日に関する証明が取れない 2.障害年金の現状届け出により2級非該当となっている 3.医療機関の認識不足による診断書の不備で非該当になったり、診断書を作成してもらえない。 4.行政窓口の誤認や申請者の理解不足により請求できない 5.認定基準の評価の違いで不支給になっている imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 上記については、お近くの社会保険事務所で聞くことが出来ます。ご自身が障害年金の申請要件を満たしているか分かります。うつ病の障害の程度ではなく、年金の記録より申請要件を満たしているか否かです。 うつ病や統合失調症で取得できる障害年金には以下、の二種類があります。 ※障害基礎年金(国民年金) 1級 2級 ※障害厚生年金(厚生年金) 1級、2級、3級 精神の病で、このサイトを読めるご病状の方には、1級を取得することは不可能です。 国民年金のみを納めている方々にとっては、3級がありませんので 2級の裁定が絶対に欲しいところです。 3級では月4~5万円程度、2級では、月15万円程度と、額に違いがあります。
https://w.atwiki.jp/army_faq/pages/34.html
これは同一人物説肯定論のまとめです。 http //anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1235538833/889 否定論は同一人物説否定論に書いてください。 { 同一人物派はいつになっても根拠を出せないでいる 同一人物派はいつになっても根拠を出せないでいる 同一人物派はいつになっても根拠を出せないでいる}
https://w.atwiki.jp/panic/pages/12.html
#blognavi パニック障害に効果あり?『ジェイゾロフト』承認 薬事・食品衛生審議会の医薬品第一部会が26日に開かれ、世界的に使われているSSRI(セロトニン再取り込み阻害剤)系抗うつ薬「ジェイゾロフト」(ファイザー)など、新薬4成分が審議され、何れも承認して差し支えないと結論した。薬事分科会に報告する。承認が了承された新薬は次の通り。 ▽塩酸セルトラリンファイザー、ジェイゾロフト錠25mg、同50mg(ファイザーが輸入) 成分名は塩酸セルトラリン。うつ病・うつ状態、パニック障害を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。再審査期間は6年、原体・製剤とも劇薬に指定される予定。SSRI系抗うつ薬で、40カ国を超える国で承認され、世界で最も多く使用されている。わが国ではSSRIとして3番目の薬剤。 株式会社 薬事日報社 HEADLINE NEWS 2006/01/27 18 00より上記の文を引用しています。 NPO法人『全国パニック障害の会』では、以下のようなコメントを出しています。 新薬について ファイザー株式会社は、2006年4月20日にうつ病治療薬「ジェイゾロフトTM錠」25㎎、50㎎の製造販売承認を取得したそうです。 この薬は米国ファイザー社によって合成されたSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)で、パキシル、デプロメール、ルボックスの仲間入りをした訳です。 効能、効果は ・うつ病 ・うつ状態 ・パニック障害との事ですが、まだ発売されていないので当会の会員の方はまだ誰も服用していませんが、発売され効果や副作用がわかってきたら皆様にご報告致します。 うつ病ドリルさんの文章は参考になります。 ゾロフトは2003年で世界2位、2005年で世界1位でした。ライバルはパキシルで、両者の売上はほとんど同じ(年間3,000~3,500億円)です。 ゾロフトは 1990年11月にイギリスでデビューしてから 16年目。日本は新薬に厳しいことで有名ですが、薬で 10年というのは、医療の世界では「やっと正体が見えてきた」というのが本音らしいです。 ジェイゾロフトは、日本の商品名で、ゾロフトが一般的な名前らしいです。 お薬としては、『塩酸サートラリン』だそうで、wikipediaなんかに詳細が載ってました。 サートラリン - Wikipedia その中に副作用の記述もありましたが、個人によって様々ですので参考程度に。 サートラリンには多様な副作用、例えば不眠症、無気力症、胃腸障害、振戦、混乱、めまいなどがある。また患者の0.5%に躁病や軽躁病を誘発することがありうる。 カテゴリ [パニック障害情報] - trackback- 2006年05月11日 11 11 59 名前 コメント #blognavi